
今までの各論では明確に大分類を決めてきました。ビジュアルイメージスケールの実践となると、一つの大分類だけではおさまらないことも多くあります。
まずは全体の印象(主役・面積の大きいもの)で言語イメージスケールの大分類に分けます。その後、各論で細かく分解しながら少しずつ微調整して言語イメージスケール上の場所を決めていくのがいいと思います。一点に決める必要はありません。ビジュアルイメージスケールのイメージは1番合う点から水が波紋を広げるように広がっています。
では私の写真を分類していきます。
ショーウインドウの中で車にかかっている赤い布を夜間に撮影しました。
この写真は最初から「ダイナミック」「ワイルド」を狙いました。配色はダイナミックで申し分ありません。
さらにダイナミックにふさわしい「動き」を出すために赤のトーンを手前と奥で変え、暗部を強調することで画面の中に動きを作りました。
改めて「ダイナミック」に当てはまる画像をのせていきます。
①イメージスケールで載せた写真と同じ写真ですが、知識を持った後では、見え方が変わっていると思います。それぞれの写真を分類してみてください。




